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soyokaze

2010年07月27日

少年イエスの涙


 1992年5月25日(月)の夜明けの時に、変化に気付いた少年イエスの御絵について報告します。

 問題の御絵は、タテ140ミリ・ヨコ89ミリの絵はがきで、少年イエスの胸より上の肖像画です。絵の下側には幅15ミリの余白があります。御絵の裏、つまり音信面の左下隅には縦書きで以下の説明文が小さく印刷されています。

☆ 少 年 イ エ ス〔部分画〕
ホフマン(1824−1911)    【独】
「イエス智慧も身のたけも弥増さり神と人とに益々愛せられ給う」(ルカ伝二章)と記された場面、僅か十二歳の愛くるしい一童児が、エルサレム神殿に学者等と応酬し彼等を驚倒せしめたるさまホフマンの才筆に躍如たり。

 この御絵は、ご近所のプロテスタントの信者さんの家庭で開かれていた日曜学校で貰ったものだと思います。私が幼稚園か小学校の低学年の頃です。お菓子や御絵を貰えるのが嬉しくて何度か通った記憶があります。それらの御絵は子供心にも美しいと感じたので大切に机の引き出しの奥にしまい込み、たまに取り出して眺める時以外は忘れていました。日曜学校も、非常に内気な性格だった私は自分から積極的に通うまでにはいたらず、自然に足が遠のきました。

 1992年2月の二度目の回心のあと、思い出して机の引き出しの奥から少年イエスの御絵を取り出し、見開きの2枚つなぎの額の左側に納めて窓下の机の隅に立てました。

 御絵を納めた額は、本体がプラスチック製の黒いフレーム2つで出来ていて見開きに2枚の絵や写真を納められるようになっており、2枚のガラス板と、裏から絵を押さえる2枚の透明なプラスチック板からなっています。この額の右側には、幼いイエズスの聖テレーズの顔写真を納めました。

 少年イエスの御絵の右側に納めた幼いイエズスの聖テレーズの写真は、私がカトリック教会に通うようになってから購入したものです。タテ129ミリ・ヨコ85ミリで、修道服姿の胸より上を真正面から撮影した顔写真です。写真の下側には幅16ミリの余白があります。写真の裏には横書きで、上方隅に「私の道は、完全な愛と信頼の道です。テレーズ・マルタン」と2行に記され、左下隅には小さい字で「photo 1895 office Central de lisieux 無断で複製することは禁じられています。」と3行、右下隅に同じく小文字で「女子パウロ会 SP. 7」と1行に印刷されています。郵便用のはがきには作られていません。

 少年イエスの御絵の御顔は右上方を向いています。額が置いてある机の椅子にすわって右手、南東側の壁隅には祭壇に使っている棚があります。その上方、天井近くの壁に、5月4日にお参りした時に購入した秋田の涙の聖母像の額入り顔写真を掛けました。その涙の聖母の眼差しが、見方によっては左下を向いているように見えるのです。「少年イエスと秋田の聖母がみつめあっておられる」と、何度か感じたことを覚えています。意図してそんな具合に御絵を置いたわけではないのに、偶然にしてはピッタリと視線が合っていると、よく見比べては不思議に思っていました。

 少年イエスの御絵、幼いイエズスの聖テレーズの写真、秋田の涙の聖母の写真、これら3点はすべてカトリック教会の神父様によって祝別済みのものです。私は御絵やロザリオ、メダイなどの聖具類はいつも神父様に祝別して頂いてから使うようにしております。

 1992年5月25日時点で気付いた少年イエスの御絵の変化は、絵の表面から水分がにじみ出して涙のように見えるという種類の変化ではありません。もともとの絵が涙を流している顔を描いたものであったかのように変化してしまったのです。要するに、それまでは描かれていなかったものが描かれている御絵に変化したのです。もちろん、御絵といっても絵はがきとして製造された印刷物ですから、あとから筆を加えたのなら斜めに光をあててすかして見れば絵具の凸凹でそれとわかりますが、印刷表面は全く滑らかで、あたかも原画が涙の御絵であったものを印刷したかのようです。

 少年イエスの涙の位置は、右目の下に1条の筋をひいて1粒、左目の下に1粒、あわせて2滴が真珠のように光っています。もともとの御絵の中に違和感なくとけ込んでいて、御絵の原画を描いた画家自身、あるいはそれ以上の技量がなければ、とてもこれほどうまくは描き加えられないだろうと思えるほどの見事なものです。



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Posted by soyokaze at 18:11 │報告文集